エラーコード
ERR_PNPM_UNEXPECTED_STORE
モジュールディレクトリが存在し、別のストアディレクトリにリンクされています。
ストアディレクトリを意図的に変更したい場合、 pnpm install
を実行すると、pnpmは新しいストアを使用して依存関係を再インストールします。
ERR_PNPM_NO_MATCHING_VERSION_INSIDE_WORKSPACE
ワークスペースに存在しないワークスペース依存関係がプロジェクトに含まれています。
例えば、パッケージ foo
の依存関係に bar@1.0.0
があるとします。
{
"name": "foo",
"version": "1.0.0",
"dependencies": {
"bar": "workspace:1.0.0"
}
}
しかし、ワークスペースの依存関係にはbar@2.0.0
しか存在しないため、pnpm install
は失敗するでしょう。
このエラーを修正するには、ワークスペースプロトコルを使用する全ての依存関係が、ワークスペースに存在するパッケージのバージョンを使用できるようにしなければなりません。 手動で修正することもできますし、pnpm -r update
コマンドで修正することもできます。
ERR_PNPM_PEER_DEP_ISSUES
pnpm install
は、プロジェクトに未解決の peer dependencies がある場合、または peer dependencies が要求された範囲に一致しない場合、失敗します。 この問題を解決するには、不足している peer dependencies をインストールします。
また、package.json
の pnpm.peerDependencyRules.ignoreMissing と pnpm.peerDependencyRules.allowedVersions のフィールドを使用して、これらのエラーを選択的に無視することができます。
ERR_PNPM_OUTDATED_LOCKFILE
このエラーは、ロックファイルを変更しないとインストールを実行できない場合に発生します。 これはCI環境において、誰かがリポジトリのpackage.json
ファイルを変更した後、pnpm install
を実行しない場合に発生する可能性があります。 あるいは、誰かがロックファイルへの変更をコミットするのを忘れたかです。
このエラーを修正するには、pnpm install
を実行してから、ロックファイルへの変更をコミットするだけで良いです。
ERR_PNPM_TARBALL_INTEGRITY
このエラーは、ダウンロードされたパッケージの tarball が整合性チェックサムの期待値と一致しなかったことを示します。
npm レジストリ(registry.npmjs.org
) を使用している場合、これはおそらくロックファイルの整合性が正しくないことを意味します。 これは、ロックファイルのマージ競合を正常に解決しなかった場合に発生する可能性があります。
パッケージの既存のバージョンを上書きできるレジストリを使用している場合、あなたのローカルのメタデータキャッシュに、パッケージの古いバージョンの整合性チェックサムがキャッシュされているのかもしれません。 この場合、 pnpm store prune
を実行する必要があります。 このコマンドは、あなたのローカルのメタデータキャッシュを削除します。 その後、失敗したコマンドを再試行してください。
しかし、パッケージが正しいURLからダウン ロードされていることも注意して確認してください。 URLはエラーメッセージに表示されています。